LEAF Vol.55 みんなの心

子どもの頃、共働きの両親の代わりに、いつもそばに居てくれたおばあちゃんとの思い出をイラストたっぷりで綴ったエッセイ。
ほんわかしていて、畑仕事が好きで、料理上手なかわいいおばあちゃん。
でも、戦争を体験し、子育てをしながら生き抜いてきた強い女性。
おちゃめなおばあちゃんとのエピソードにくすっと笑いながらも、おばあちゃんを今もこれからもずっとリスペクトする著者のおばあちゃん愛がビシビシ伝わる愛情たっぷりの一冊です。

YA世代は、悩み多きお年頃。
自分自身の事、友達との事、現実と理想とのギャップなどなど。著者も、１０代の頃は、自分にまったく自信が なかったと述べています。
そんな人生の先輩があなたの心に届けるメッセージ。
「あなたはあなたのままでいい。」自分を大切にして。自分を信じて。あなたは、すばらしいものをたくさん持っているのだから！

ＹＡ世代の日常を撮った写真と、写真に添えられたメッセージ。
それは、どれも、あなたの心をゆさぶるものばかり。
青春ど真ん中のあなたにぜひ手に取ってほしい。
うんうん、と共感するものもあれば、じんわり心にしみるもの、くすっと笑えるものが必ずあるはず。
どのページから読んでもＯＫ！読み終えた後は、きっとあなたの心が青空のようにスカッとしているはず！

誰もが知っている偉人の言葉を、イラストとわかりやすい解説で説明している本。
　時をこえて、偉人達の言葉があなたの心に訴えかける！
読みながら、ぱあっと目の前が開けるはず。
偉人の略歴もついていて、ちょこっと勉強にもなる。
　タイトル通り、肩の力を抜いて、サラッと読める本。

友達のこと、自分のこと、家族のことなど７章から成る本。 語りかけ口調のとてもやさしく品のある文章です。
著者の少女時代の実体験を交えながら、わかりやすくあ なたの心に響いてきます。
あのとき友達にかけてしまったひどい言葉。私がまちがえていたと気付いたけれど、謝りに行けなかった事が、今でも心に残っている。
でもまちがいに気づいて、すなおに認めることができる人になれると、著者は述べています。
さあ、あなたも失敗や後悔をバネにして、前向きに歩いていきましょう。

１４歳で脊髄小脳変性症という難病を発症し、２５歳１０ヶ月という若さでこの世を去った、木藤亜也さんは、病気と闘いながら生きることの意味を問い続けた。
中学３年の夏、登校途中に転んでしまった亜也さん。顔から地面に倒れたことに疑問を抱いた母の潮香さんが病院に連れて行き、病気が判明した。
青春の入り口で病魔に襲われた亜也さんは自分の想いを日記に残した。
自身の病気のこと、世間に対する想い。
心配してくれる家族や友だちへの気持ち。これからのこと。
病気と闘う亜也さんと、娘を見守る潮香さんの心の葛藤がすごく伝わってくる。精一杯生きた、人生の記録。

　奥山希美(のぞみ)２７歳は、神社で働いている。
その日は、七五三で神社がたいへんにぎわっていた。
「もしかして、奥山さんじゃないですか？」声を掛けたのは、中学校の同級生の木原みさきだった。
みさきとの出会いにより、希美(のぞみ)は中学生時代の自分を思い出す。
希美(のぞみ)はある出来事により、１０ヶ月間中学校に行けなかった。
そんな希美(のぞみ)を救った神社の存在。家族、友人、同僚達とのあたたかい交流。
思い出した中学校時代のあの出来事とこれから希美(のぞみ)はどう向き合っていくのか。

なにげない一言が、人生を大きく左右する。
なんて言葉を聞いた事がないだろうか。家族や友達など、日常的な会話の中で特に印象に残る一言を聞いたりした事はないだろうか。
この本には、誰もが考えたことがあるはずだと思うような事や、自分が悩んだり立ち止まったりした時に勇気を貰える言葉がたくさん詰まっている。
本当に短い一言だけれど、言葉のままに受け止めてみよう。
きっと何かが心に残るものがあるはず。そして「この言葉っていいなと思ったんだ」って友達に話してあげられたらいいね。
自分らしく生きるのって、そんなに難しくないのかもしれないよ。

うつ病を発症し、心が不安定でネガティブ思考だった著者。
ある日、自分の行動から変えてみた。
「元気な人」ってどんな人だろう？思いつくまま書き出してみた。
びっくりした。なにひとつ自分にあてはまっていないことに気付いたからだ。
まず、元気な人の真似をすることからやってみた。無理せず簡単なことからでいい。すると、自分が、「変われる」ということに気付いた。
行動することで心がどんどん良い方向に変わっていくという体験記。

松下電器（現パナソニック）という会社は、小学校も卒業しておらず、体も弱かった松下幸之助さんが一代で築いた会社。
そんな幸之助さんがたどりついた、大切なこととはなんだろうか。
「素直な心になりましょう。素直な心はあなたを強く正しく聡明にします。」これは、松下幸之助さんの言葉。
ここでいう「素直」とはどんな意味だろうか、松じいと３人の中学生の会話から、松じいが中学生に伝えたかった本当に大切なことを読み解いていこう。
大切なことに気づき、目標を立てて実行する。大変な事のように思えるけど、目標に大きいも小さいもないんだね。